住宅ローン審査の意外な落とし穴がクレジットカードのキャッシング枠です。
クレジットカードはショッピング等の支払いだけでなく、ATMにクレジットカードを入れるだけである一定枠まで簡単にお金借りることができるキャッシング機能があります。
いつでもお金が借りられるわけですから、借りていなくてもこの枠が既に借りているものだとみなされてしまうことがあるんです。
つまり、キャッシング枠のついたクレジットカードをたくさん持っていると、キャッシング枠を使っていなくてもお金を借りていると見なされ、これが理由で住宅ローンの審査に通らないという場合があります。
ですから住宅ローンを申し込む前に、使っていないクレジットカードは解約し、使っているものに関しては、使わないキャッシング枠があるのであれば、この枠もはずしてしまうとよいと思います。
キャッシング枠のはずし方は簡単で、クレジットカードの裏に書いてある電話番号に電話をし、キャッシング枠を外したいと伝えるだけで大丈夫です。
クレジットカードについては複数枚保有している方が多いですね。
私も付き合いなんかで10枚くらい持っています。
しかし、実際利用しているのはその内の2枚程度です。
保有しているクレジットカード全てに30万円程度のキャッシング枠があります。
キャッシングを利用したことはありませんが、私は10枚のクレジットカードを保有していることで借金などないにもかかわらず、300万円の借金があると見なされるのです。(キャッシング枠30万円×10枚=300万円)
実に恐ろしい話です。
このように住宅ローンの審査においてはクレジットカードのキャッシング枠も借入額と見なされますので、クレジットカードをたくさん持てば持つほど、住宅ローンの審査にマイナスになります。
クレジットカード自体を持たないのがベストですが、必要であれば最低限の保有にしましょう。
もしクレジットカードのキャッシングを利用しているのであれば、住宅ローンを申し込む前に返済する方がいいと思います。
クレジットカードのキャッシングは金利が高く、それを利用していること自体が審査のマイナスになります。