個人信用情報の履歴は未払いや延滞に起因するものが多くあります。
これを起こさないための工夫をいくつかご紹介します。
不要なクレジットカードは持たない
大変便利なクレジットカードですが、結構複数枚保有しているケースが多いですね。
私も付き合いなんかで10枚くらい持っています。
しかし、実際利用しているのはその内の2枚程度です。
住宅ローンの審査においてはクレジットカードのキャッシング枠も借入額と見なされますので、クレジットカードをたくさん持てば持つほど、住宅ローンの審査にマイナスになります。
クレジットカード自体を持たないのがベストですが、必要であれば最低限の保有にしましょう。
銀行口座を集約する
銀行の口座も複数持っている方が多いですよね。
これって結構管理が大変なんです。
特にそれぞれの口座から口座振替などの引落がある場合は、そこで引落不能が起こるリスクが大きいです。
このような方は銀行口座を1つに集約してください。
給与振り込みから公共料金の口座振替、クレジットカード、携帯電話の引落などすべて1つの口座にまとめるんです。
給与振り込みの口座なら毎月の給与が入金されることで引落の際に残高不足になりリスクが大幅に減ります。
もし給与が手渡しであれば、給料日にその口座に一定額を入金するようにしましょう。
住宅ローンを借り入れたい銀行があればそこに口座を集約するのがベストです。
なぜなら、住宅ローン申し込みの際、銀行は給与振り込みや公共料金の口座振替があれば一定の評価をしますし、金利面での優遇が受けられるケースもあります。
銀行の総合口座に定期預金をセットする
個人が銀行で口座を開く場合、現状はほとんどが総合口座と呼ばれるものです。(法人は総合口座が開けず、普通預金になります)
総合口座とは普通預金と定期預金がセットになっており、普通預金が不足した場合、定期預金の90%までの金額が使用できるといったものです。(実態は定期預金を担保に銀行からお金を借りる形で、それには利息が付きます)
この総合口座に定期預金をしておくんです。
金額は1か月分の給与程度でいいと思います。
例えば、総合口座に20万円定期預金をしておけば、普通預金の残高が無くなっても定期預金の90%、すなわち18万円が使用できます。
うっかり入金を忘れていた時、口座振替があったとしても18万円までなら対応できるんです。
これでクレジットカードや公共料金の引落ができないという事態に対応できます。