住宅ローンの審査に落ちた理由、原因をがわかったらその対応を考えます。
その理由、原因によって対応が変わります。
では具体的に見ていきましょう。
住宅ローンの審査に落ちた理由、原因が軽微な場合
過去のミスが故意ではなく、その回数が少なかったり、きちんとその理由が説明できるケースです。
この場合は住宅ローンの審査に落ちた金融機関での復活は難しいかもしれませんが、過去のミスを説明することで、他の金融機関の住宅ローン審査をパスする可能性があります。
例えば、携帯電話料金の支払いが遅延していたことが判明した場合、たまたま引落口座に入金する前にけがや病気で入院したのであれば、当然入金はできませんし、正当にに説明できるあります。
しかし、本審査を行う信用保証会社はそんなことは知りません。
このように本審査を行う会社がわからない、正当な理由でミスをしていたのならその事情を前もって説明しておけば審査の心証は随分違います。
このように説明のつく軽微なミスで事前に説明できていれば住宅ローンの審査に通っていたかもしれないんです。
ただし、これは住宅ローンに申し込む前に自分のミスがわかっていなければなりません。
住宅ローンの審査に落ちた金融機関に後からその事情を説明しても難しいと思います。
ですから、別の金融機関に再チャレンジする際には必ずこの点を説明するようにしましょう。
住宅ローンを申し込んだ金融機関の窓口において口頭で説明しても構いませんが(おそらく担当者がその事情を補足説明として作成してくれるはずです)、自分自身で文書を作成して渡すことができれば、さらに心証がよくなると思います。
住宅ローンの審査に落ちた理由、原因が軽微でない場合
過去のミスが本人に起因するもので、その回数が多く、理由が説明できないケースです。
例えば、消費者金融への返済が何度か遅延したとか、クレジットカードの返済が何回か遅れたなどです。
このような事実が個人信用情報に記載されていたら、「この人は信用のない人だ」と判断され、住宅ローンの審査に通ることは難しいでしょう。
大企業に勤務し、年収が高額であっても、過去にクレジットカードの延滞などを繰り返していると、その人は住宅ローンの審査に通りません。
年収などの返済能力も大切ですが、その人がきちんと毎月返済してくれるかといった信用力も住宅ローンの審査には重要なんです。
では、住宅ローンの審査に落ちた理由、原因が軽微でなかった場合はどうすればいいのでしょうか?
この場合はしばらく時間を待つしかないんです。
ミスを犯して一度個人信用情報に記載されると、ミスの度合いにもよりますがその情報が更新されるまでに5年から10年ほどかかります。
一般的には5年で消えるケースが多いようです。
仮に3年前になにか履歴に残るミスをしてしまった場合、あと2年でその履歴は消えるということです。
ですから、2年後以降にあらためて住宅ローンの申し込みをすれば、個人信用情報の履歴は消えています。
その際は住宅ローンを申し込む前に個人信用情報を取り寄せて、過去の履歴が消えていることを確認したほうがよいでしょう。
もっと大切なことは、これから新たなミスを犯さないことです。
そんなことをしてしまえば、そこからさらに5年間、個人信用情報に新しい履歴が残ってしまいます。
同じ過ちを決して繰り返さないように工夫することが大切です。
次のページでは住宅ローンに落ちた同じ過ちを繰り返さない工夫について説明します。